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Interview 02舘林さん(2016年入社)

◎ 保育のお仕事を目指したきっかけは何ですか?

単純に子供が好きで弟や従姉妹がいて面倒をよく見てました。小学生の時にボランティアで保育体験に行って、小さな子供と関わって「かわいいなぁ」と思った記憶がありました。

◎ 若草学園に入ろうと思ったきっかけを教えて下さい。

最初は保育園で働いていましたが、色々上手くいかず苦戦し迷っていた時期に、短大の先生に若草学園を紹介していただき、声をかけてもらいました。

障がい福祉に興味があったわけではなかったですが、短大の先輩がいると聞いて行ってみようと思いました。学校の実習や小学生の時にも関わったことはあったので、抵抗はなかったですね。

◎ 障がい福祉施設で働く良さは何ですか?

障がい福祉に関わらず、子供は一人一人違うのでそこが面白いと思います。こちらの考えていた事のさらに上の行動をするので、いいところも良くないところも最終的には笑いに変わってしまいます。

もちろん良くない事をしたらちゃんと伝えています。それはレベル関係なくどの子供でも一緒で、そこが面白さや良さだと思います。

◎ 働き始めた時に大変だった事、不安に思った事はありますか?

どんな子がいるのかな?やっていけるかな?受け入れてくれるかな?、子供たちを見る事以外の業務も私にやれるのかなという不安はありました。

働き始めてからは重度のクラスを受け持ち、イメージがわかないままクラスに入り、子供たちを見た時は、元気の良さなどにびっくりしました。子供たちも知らない人が急にクラスに入ってきて、びっくりしたと思うんですよね。なので流れに身を任せました。

先輩職員の接し方を真似して、自分に合う合わないを探しました。子供たちと接してきたことはあったので、少しずつ自分なりにやり続けてきて気付いたら、もう6年経っていた感じです。

◎ 今まで続けて来れた理由は他にありますか?

以前に勤めていた保育園では、年齢が近い先輩がいなくて、上の先輩方とのコミュニケーションが難しく苦戦しました。しかし若草学園では、年齢に関係なく先輩方が色々と声を掛けてくれて、良くしてもらいました。

また、多くの子供たちが18才まで若草学園で生活をしていくので、ほんの少しの成長を近くで見ていたい、感じていたいと常に思うようになり、6年働き続けています。

◎ 最初から重度の障がいのある子供たちを担当されていましたが大変な部分はありましたか?

重度クラスのため、言葉では伝わらないこともたくさんあったので、まずは体を張っていました。

初めて見る子供たちの言動に慣れるまで大変だったと思います。

でも時間が経つにつれて、名前を覚えてくれたり、頼ってくれたり、私が言ったことだから素直に聞いてくれたりと。距離が縮まった事を実感して、とっても嬉しかったです。

◎ 夜勤がありますが大変ですか?

夜勤は全然大変ではないです。子供たちが学校から帰ってきてから寝るまでの間の生活の支援をしています。

学校の片付けや準備、夕食介助、お風呂介助などしており、学校に持って行っている連絡帳を記入しています。学校での出来事を子供たちと話をしたりして過ごしています。

◎ ここで働くならこんな人が向いていると思いますか?

子供が好きで一緒に楽しんでくれて明るく接してくれる人ですね。

こちらが先に楽しいという思いにならないと、子供たちも楽しく遊べないと思います。

経験とかは関係ないと思います。重度クラスには、大人が大好きな子供もいれば、慣れるまでに時間の掛かる子もいます。慣れるまでに時間の掛かる子が、新人の人や実習生に近寄っていくのを見ると、あぁこの人は大丈夫だなと感じることもあります。

◎ 若草学園の良さは、どんなところだと思いますか?

職員同士、仲が良いところです。何より子供たちが本当にかわいいんです。お家みたいな雰囲気でみんな過ごしています。

あとはクラス毎のミーティング、月2回の全体会議、毎朝園長も含めたミーティングをして、子供たちの情報交換をしています。ふとした雑談の中でもクラス関係なく職員同士で話をします。なので、子供たちがびっくりするくらい些細な事、笑い話まで職員みんなも知っていることがありますね。

◎ 子供たちに教えている事で大切にしている事は何ですか?

「ありがとう。ごめんなさい。」を言えるように伝えています。

「ありがとう」を言える子は、沢山いるんですが、素直に「ごめんなさい」と言える子が少なくて、たとえ重度クラスに所属していても、悪いことした時には相手に謝るように伝えています。

笑って誤魔化す子もいるので、職員の表情を変え伝えることで、子供も察してくれます。中には「ごめん」と謝る子もいるので、しっかり謝るようにも伝えています。

施設内ではレベルに合わせてクラス分けがされています。例えば自分でやれる事が増えてきたら、クラスが上がれるチャンスもあるんですよね。みんなで過ごしていく中で「ありがとう。ごめんなさい。」が言えないと仲良くなれないと思うんです。

レベルが高いクラスに混ざっていくので、揉まれて強くなっていくことも大事な経験だったりもしますし。

何より社会に出たら、周りの人にたくさん可愛がってもらいたいでので、これ以外にも教えられることは、自分なりに伝えていきたいと思っています。